バルコニータイルは汚れがたまりやすいと考えている方は少なくないかもしれませんが、手軽に取り外しができないウッドデッキなどと比べて、むしろお手入れは格段に容易です。確かにバルコニータイルは目地の間にセメント等を入れていないため、その隙間にゴミなどが落ちてしまう可能性はあります。しかし雨などで汚れてしまった場合は、その部分だけを取り外して交換が可能です。特に木製のタイルは質感も良く、見た目も洒落ていますが、木材を使用しているために長年使用していれば修繕なども必要となります。
そんな時に大規模な取り換えとならずに済むため、経済的でもあります。表面の汚れは落としやすい素材になっていることが多いので、定期的にスポンジなどで磨けば元の通りの美しさを保てます。また、バルコニータイルと言うと石材や木材のものが主流のため、多くの人がイメージするところでしょう。しかし一風変わったデザインのものもあり、例えば芝生のタイルや、レンガや素焼き(テラコッタ)調のタイルなどがあげられます。
芝生タイルについては、基本的に人工芝のタイルが主流で、芝刈りなどの手入れは不要です。人工物なので安っぽさを心配する声もありますが、手触りがよく、ついつい裸足で踏みたくなるような滑らかなものも多いです。レンガタイルなどはやや重量が増しますが、独特の色の濃淡などが出やすいので大変味わいがあり、一部分にアクセントとして用いられることもあります。自分の家族がどのようにバルコニーを利用するかによって、自由に選ぶことがおすすめです。