バルコニータイルは屋外で使用するタイルの一種で、主に建物のベランダやバルコニーの床に敷設して使用します。見栄えを良くしたり防水性を向上させて床材の傷みを防ぐ目的で使用されることが多く、デザインも多彩なことから広く普及しています。バルコニータイルは風雨や日光に晒される環境で使用することが前提なので頑丈な造りになっているのが特徴ですが、材質によって適切な扱い方が異なるので注意が必要です。バルコニータイルは床一面に敷き詰めて使用するのが一般的なので枚数が多くなる傾向があります。
そのため、建物にかかる重量を減らすために樹脂などの軽い材質で作られている物が普及していますが、過度の衝撃を受けるとひび割れや変形などの不具合に見舞われるので慎重に扱うように心がけます。また、樹脂製のタイルは誰でも手軽に扱うことが出来る反面、強風によって飛散してしまう可能性もあります。特に高層建築の建物で使用する場合は重大な事故に繋がるので安全確保のために必ず固定するように心がけます。コンクリートや天然石で作られているバルコニータイルは重たいので扱いが難しく、建物に生じる重量も大きくなりやすい点を注意する必要がありますが重厚な雰囲気を演出することが可能です。
また、風による飛散のトラブルも殆ど起きないので使用する環境によっては樹脂製のタイルよりも安全を確保しやすい利点があります。バルコニータイルは建物の雰囲気を自分好みに演出できるインテリア建材ですが、見た目の美しさだけではなく用途や環境に合わせた材質の物を選ぶことが長く使い続けるための心得です。